イキウメ
 
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『散歩する侵略者』 天の敵
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『獣の柱』稽古場から  前川知大

図書館(下)ですが、(上)観てないと駄目とか微塵もありませんので大丈夫。

前川知大

■(あらすじ)
ある日、アマチュア天文家の二階堂は、小さな隕石を拾います。
その隕石は、見る者に恐ろしいほどの幸福感をもたらしました。
夢中にし、思考を奪い、自分で目をそらすことはできません。
一人で見たら最後、死んでしまうまで見続けることになるのです。
そして、隕石が落ちた後、空からは巨大な柱が降り注ぎました。
それは人々にあきれるほどの祝福を与え、静寂のうちに人々を支配しました。
世界は大きく変わりました。
柱は人間に何を課し、何から解放したのか_。

『図書館的人生 Vol.2』(2008年)の中の1篇として上演した、『瞬きさせない宇宙の幸福』は、二階堂と隕石の出会いを描いた短編です。

その時にこれは大きな物語になると思って、「壮大な年代記の一部なんだ」と劇団員にその構想を話しました。皆面白がってくれて、いつかやろうと盛り上がりました。

ですが、日常から少しずつズレて大状況になっていく、というイキウメのスタイルでそれが作れるのかなー、というのがあって今までやっていませんでした。大状況のリアリティをどうやって演劇的に確保できるのかな、という課題がありました。

昨年末、劇団が10年ということで、『図書館的人生』の短篇を傑作選的に上演しました。作っているうちに、ただ並べるのではなく、こっちの方がドキドキするぞ、と結果リミックスされたものが出来ました。これが上巻です。

下巻は『瞬きさせない~』に挑戦しようと思いました。 短篇の長篇化、それが『獣の柱』です。

そういうことで、
『まとめ*図書館的人生』は「圧縮とフルスケール」の上・下巻上演ということになりました。

図書館(下)ですが、(上)観てないと駄目とか微塵もありませんので大丈夫。今回初めて観るという方もご心配なく、です。どうぞご期待ください。

(前川知大)

出演者
@TomoMaekawa

@TomoMaekawa


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