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『獣の柱』稽古場から 前川知大図書館(下)ですが、(上)観てないと駄目とか微塵もありませんので大丈夫。 ![]() ■(あらすじ) 『図書館的人生 Vol.2』(2008年)の中の1篇として上演した、『瞬きさせない宇宙の幸福』は、二階堂と隕石の出会いを描いた短編です。 その時にこれは大きな物語になると思って、「壮大な年代記の一部なんだ」と劇団員にその構想を話しました。皆面白がってくれて、いつかやろうと盛り上がりました。 ですが、日常から少しずつズレて大状況になっていく、というイキウメのスタイルでそれが作れるのかなー、というのがあって今までやっていませんでした。大状況のリアリティをどうやって演劇的に確保できるのかな、という課題がありました。 昨年末、劇団が10年ということで、『図書館的人生』の短篇を傑作選的に上演しました。作っているうちに、ただ並べるのではなく、こっちの方がドキドキするぞ、と結果リミックスされたものが出来ました。これが上巻です。 下巻は『瞬きさせない~』に挑戦しようと思いました。 短篇の長篇化、それが『獣の柱』です。 そういうことで、 図書館(下)ですが、(上)観てないと駄目とか微塵もありませんので大丈夫。今回初めて観るという方もご心配なく、です。どうぞご期待ください。 (前川知大) ![]() |