劇作家、演出家
1974年生まれ 新潟県柏崎市出身。
活動の拠点とするイキウメは2003年結成。
『天の敵』『散歩する侵略者』『獣の柱』『聖地X』『関数ドミノ』『太陽』『外の道』他、
超常的な世界観で、日常生活の裏側にある世界から人間の心理を描く。
見立てと、空間・時間を同時に編集するシームレスな演出を特徴とする。
2013年より、原作ものや、語り物の研究などを行う劇団の実験室「カタルシツ」を開始。劇団活動の両輪にしている。
ドストエフスキーの小説を翻案・演出した一人芝居『地下室の手記』、
江戸落語(柳家三三)とSF演劇(イキウメ)のコラボレーション『生きてる時間』など。
2016年、ロンドンで、英語版『太陽』リーディング上演(The Studio Theatre, RADA)。
2018年、パリ市立劇場で、仏語版『散歩する侵略者』リーディング上演、ラジオフランスによるラジオドラマを放送。
2019年、ソウルのアルコ劇場で、韓国語版『散歩する侵略者』上演(アーツカウンシル・コリア主催)。
2021年、ソウルのドゥサン・アートセンターで、韓国語版『太陽』上演(ドゥサン・アートセンター主催)。
・戯曲『散歩する侵略者』
フランス語版(Editions Espaces 34刊)
韓国語版(ALMA出版刊)
・戯曲『太陽』
スペイン語版(SatoriEdiciones刊)
韓国語版(ALMA出版刊)
ロシア語版(Hyperion Publishing House刊)
中国語版(青島出版社 より2022年2月刊行予定)
エジプト語版(Dar Al Maaref より2022年2月刊行予定)
英語版(Methuen Drama, an imprint of Bloomsbury Publishingより2022年刊行予定)
脚本・演出
2021年
- 『外の道』『イキウメの金輪町コレクション』
2018年
- 『図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの』『ゲゲゲの先生へ』
『CO.JP』(脚本演出協力)
2017年
- 『生きてる時間』『天の敵』『散歩する侵略者』
『プレイヤー』(演出 長塚圭史)『関数ドミノ』(演出 寺十吾)
2015年
- 『語る室』
- 『聖地X』(プランクトンの踊り場 改題)
- 『地下室の手記』(ひとり芝居版)
2014年
- 『新しい祝日』
- 『太陽2068』(演出 蜷川幸雄)
- 『暗いところからやってくる』(演出 小川絵梨子)
- 『関数ドミノ』
- スーパー歌舞伎Ⅱ『空ヲ刻ム者-若き仏師の物語-』
2013年
- 『片鱗』『地下室の手記(原作:ドストエフスキー)』
- 『地下室の手記』(二人芝居版)
- 『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)』
2012年
- 『The Library of Life まとめ*図書館的人生(上)』
- 『暗いところからやってくる』『ミッション』
2011年
- 『散歩する侵略者』『太陽』『奇ッ怪 其ノ弍』
2010年
- 『プランクトンの踊り場』『図書館的人生Vol.3 食べもの連鎖』
- 『抜け穴の会議室~Room No.002~』
2009年
- 『関数ドミノ』『見えざるモノの生き残り』
- 『奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話』(構成・脚本・演出)『狭き門より入れ』
2008年
- 『表と裏と、その向こう』『図書館的人生vol.2 盾と矛』『眠りのともだち』
2007年
- 『散歩する侵略者』『狂想のユニオン』『抜け穴の会議室』『煙の先』
2006年
- 『短篇集 図書館的人生vol.1』『PLAYER』
2004年
- 『思慮深いモンスター』『窓際のベリーロール』
2003年
- 『ヘリコプター畑』『ボッサ!世界担当』
小説
『散歩する侵略者』 (角川文庫)、『太陽』 (KADOKAWA)、
『ヤブ蚊と母の血』 (新潮文庫nex『だから見るなといったのに』所収)
『鬼の頭』(群像2011年4月号、日本文藝家協会「文学2012」所収)
映画
『聖地X』原作(2021入江悠監督)
『散歩する侵略者』原作(2017黒沢清監督)
『予兆 散歩する侵略者』原作(2017黒沢清監督)
『太陽』原作・脚本(2016入江悠監督)
漫画
『リヴィングストン』原作 (作画 片岡人生 / 講談社)
絵本
『くらいところからやってくる』作 (絵 小林 系 / 講談社)
ラジオドラマ
『散歩する侵略者~鳴海と真治の二週間~』原作 ・脚本 (NHK-FM)
テレビドラマ・他
『図夢歌舞伎 弥次喜多』原作「狭き門より入れ」(2020 監督・脚本・演出 市川猿之助/ 松竹)
『マリオ~AIのゆくえ~』脚本(2018 演出 吉田照幸/ NHK)
『予兆 散歩する侵略者』原作(2017 監督 黒沢清/ WOWOW)
『奉納イデア毛抜き祭』 脚本・演出(2010 / NHK)
2018年
- 第52回紀伊國屋演劇賞団体賞 イキウメ(『天の敵』『散歩する侵略者』)
2014年
- 第21回読売演劇大賞優秀作品賞(『片鱗』)
- 第21回読売演劇大賞優秀演出家賞(『地下室の手記』『片鱗』)
2012年
- 第19 回読売演劇大賞 大賞、最優秀演出家賞(『奇ッ怪其ノ弍』『太陽』)
- 第63 回読売文学賞戯曲・シナリオ賞(『太陽』)
2011年
- 第14回鶴屋南北戯曲賞(『プランクトンの踊り場』)
- 第18回読売演劇大賞優秀演出家賞(『プランクトンの踊り場』『図書館的人生Vol.3 食べもの連鎖』)
2010年
- 第44回紀伊國屋演劇賞個人賞(『関数ドミノ』『奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話』)
- 第17回読売演劇大賞優秀演出家賞(『関数ドミノ』『狭き門より入れ』)
- 第60回芸術選奨文部科学大臣新人賞(『関数ドミノ』『奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話』)
2009年
- 第16回読売演劇大賞優秀作品賞(『表と裏と、その向こう』)
- 第16回読売演劇大賞優秀演出家賞(『表と裏と、その向こう』『図書館的人生vol.2 盾と矛』)